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部品工場にて1年間研修後、台車工場に正式配属され2018年7月に生産技術へ異動。今に至る。台車工場をメインで担当し、生産技術業務および設備導入に従事している。
01
製造前の入念な事前準備で、工程をスムーズに
経済や社会を動かす鉄道車両が、長い時間をかけて1両1両丁寧に人の手でつくられていることに感銘を受け、この仕事に就きました。台車工場の技術員として配属され、台車製造に必要な治具の設計や手配、機械加工工具の提案・加工方法の検討、溶接・機械加工の自動化推進、車種替え前の事前検討会の実施による問題点の洗い出し・対策の確認などを行っています。また現在は、これらに加えて、台車工場の設備導入、構体工場・部品工場の設備導入、治具設計・手配、機械加工方法の提案なども一部担当しており、業務の幅はかなり多岐に渡ります。現場と綿密な打ち合わせをするなど事前準備をしっかりと行うことでスムーズに工程が進み、さらに自動化を推進することで結果として製造コストの削減に繋がっているのを実感しています。
02
現場の方とのコミュニケーションが何よりも大切
台車工場を中心に、製造現場の方々とはいつも様々なやりとりをしています。実際の製造方法の詳細や現在の問題点、困っていることなどを現場で直接聞くことが、とても重要です。治具や設備は現場の作業者の方が使用するので、可能な限り現場の方の意見を反映しより使いやすくなるよう心がけています。自分の意見も持ちつつ、しっかりと耳を傾けること。人間対人間ですから、それを一番大事にしています。しかし、どんなに事前準備をしても予想外のことは起こるものです。何かを検討する際には、あらゆるリスクや様々な状況を想定して、現場の方に「こういうことは起こらないですか?」「こんな時にはどうしましょうか?」といろいろ話を聞き、それを踏まえて考えることで答えが見えてきます。自分で勉強をすることも不可欠ですが、普段からのコミュニケーションを通じて現場の方の豊富な知識や経験に学ぶことが、とても大きな力になっていると日々実感しています。
03
もっと製造現場の縁の下の力持ちになるために
今は台車工場を主に担当しているので、そこで製造方法や使用設備をより深く理解して、新車種を製造する際に、設計部門等に製造コスト削減のためのさらなる提言を行えるようにするのが、今の目標です。将来的には台車工場だけでなく、他の工場でも理解を深め、鉄道車両製造に関わる知識を深めていきたいと思っています。製造現場との関わりが深いため、目の前で車両が製造されていく光景を見られるのもやりがいの1つです。自分の仕事がそこに繋がり、製造現場の縁の下の力持ちになれていると実感できる瞬間でもありますが、その車両が世に出て経済や社会を動かす原動力になっていくことをとても嬉しく思います。今後も積極的に現場に足を運んで、問題点や困っていることの改善活動や、職場長・班長・作業者の方の意見にしっかりと耳を傾け続けていきたいと思います。
上司からのMESSAGE
T課長
彼は、直接作業されている方々との会話の中から、現場作業における課題を見付けだし、積極的にその解決方法を調査、検討して新たな提案を行い、現場改善へと繋げています。これを日々繰り返し積み重ねることで、現場の方々からの信頼も得られています。また、大きな設備更新工事計画を担当した際には、これまでの現場の方々とのコミュニケーション、知識、経験を生かして、レイアウトの見直しや生産能力増強など新たな発想で提案してくれています。現在は台車関係の担当をしていますが、色々な職場の担当を経験し、これからの鉄道車両製造を担っていく人材であると期待しています。
2005年 新卒入社
T.S.さん
2007年 新卒入社
T.A.さん
2015年 新卒入社
K.N.さん
2020年 新卒入社
T.H.さん
N.I.さん