BUSINESS

全てはお客様のために。近畿車輌にはこの想いを実現するための、様々な仕事があります。
製品がお客様に届くまで、どのような仕事があるのかを、先輩の声を参考にご紹介します。

本社機能となる総務、人事、経理の仕事と資材調達、営業の仕事です。

事務業務は車両生産を円滑に行えるようにする潤滑油です。
ヒューマンコミュニケーションを重視し、それぞれの技量に即した、正確な事務処理を日々続けています。

総務部、人事部、経理部は会社組織の中心的な機能を司る職場です。
資材部は、当社で製作していない部品、装置をメーカーより購入し、工場へ供給しています。より良い部品、装置を見つけるため、海外メーカーとも商談を行っています。
事業企画室は車両事業に関するマーケティング情報の分析から営業戦略の立案、経営計画の策定まで、幅広く会社全体の運営戦略を立てます。その中には車両製造、営業指針、売上計画、収支計画、情報システムに関する事柄も含まれ、当社の司令塔としての役割を担っています。
営業は国内と海外の2つに分かれます。国内の電車に関しては鉄道会社自らが仕様を決め、それに合う電車の製作が求められます。一方、海外では鉄道会社からの書類を読んでこちらより電車を提案する形になります。どちらの案件でも、設計を通して仕様にあった車両のプレゼンテーションを行い商談します。
これまでに培った技術を活かし、海外の車両を多く手がけている当社は車両の部品調達や営業のために海外に出向いて活躍している社員が多くいます。

デザイナーによって描かれたイメージを製品にするための仕事です。
デザイン、設計、研究開発、生産技術などを担う仕事です。

車両は見た目から乗り心地まで様々な魅力を持った乗り物です。デザインから始まり、車内空間、構体構造、各種配管配線、などを考え、具現化していく鋭い感性を必要とする業務です。

デザイン室は、鉄道車両だけでなく社内広報物や展示会の出展物など、当社に関係するあらゆるデザインに関わります。お客様の声から時代の要請を読み解き、議論とスケッチを繰り返しながらアイデアを昇華させ、常に最適なデザインを生み出しています。
設計室は鉄道会社からの仕様を受け取り、その仕様に見合う車両を製作するための図面を作成します。このときに仕様でわからない部分があればモックアップ(模型)を作ったり、三次元CADでシミュレーションを行う場合もあります。
エンジニアリング部は国内で培った技術を基に、海外案件を中心に車両のトータルコーディネートやエンジニアの育成、納入後の運用・メンテナンスのサポートなどを商社、コンソーシアムを通して行っています。また、早くからRAMSを取り入れて「根拠のある設計、証明できる信頼性」に取り組んでいます。
研究開発部は新しい技術を車両に活かす研究や、海外の規格を満たすための技術開発に取り組んでいます。
製作所内の生産技術は車両を効率よく生産するための装置、設備やロボットを導入しています。若い社員が中心となり、自ら考えた装置を工場に導入し活躍しています。
品質保証部は仕様書に記された内容を満たす車両が製作されているかどうかを様々な試験を通して検証し、その後、組み立てられた車両が正しく動くかを検査します。当社は国際規格ISO9001とISO14001の認証を取得しており、ISOの規格に基づいて、品質・環境の管理がなされています。

設計図面に描かれた車両を現場で実物の製品に組み上げていく仕事です。

知恵とノウハウを結集し、高い品質と信頼性を持ち合わせた車両を日本各地のみならず、世界各国に送り出しています。

技能系の社員は図面に描かれていない製作のノウハウを理解し、より良い製品に仕上げ誇りをもって活躍しています。
現場での仕事は、部品、構体、艤装、台車の4つの主な工場があります。
部品工場は車体を鉄、アルミ、ステンレスの材料から製作します。鉄やステンレスの板材を曲げたり、アルミ型材を削ったりと車両を構成するほとんどの部品を製作します。
構体工場は部品工場で生産された部品を組立てて車体を製作します。溶接で組み上げていきますがこの作業が十分でないと重大な事故につながるため、資格者が作業にあたっています。完成した車体は表面を仕上げたあと、車両の塗装を行っています。
艤装工場は構体工場で出来上がった車体に様々な部品や機器を取り付けていく職場です。インバータ機器、クーラーなどの電気部品、内装パネル、窓ガラス、腰掛などの部品、電気機器を動かすための配線、ブレーキ、ドアを動かすなど電車として機能するために必要な部品を取り付ける職場です。
台車工場は部品工場で生産された部品を溶接にて組み立てて生産します。その後組立てた台車枠にモーター、ブレーキ、車輪等を取り付けて完成させます。