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毎年年初に新年会で阪堺線を走行する172号も4回目となった。昨年は会員有志による手作り |
ヘッドマークを掲出して走行し(昨年のレポート参照)、沿線の注目を集めた。今年は、ちょうど堺 |
市で検討が進められているLRT建設計画が、阪堺線との相互乗り入れを前提に進んでいること |
から、何かこれに応援のメッセージを伝えるようなことをやりたいと考えていた。さまざまな案が浮 |
かんでは消えたが、最終的にずっと空いたままになっている172号の前面掲示スペースに何か |
掲出しようということになり、当社LRV車両達のイラストや写真をあしらったパネルを製作するこ |
とになった。これなら今まで作ったヘッドマーク達も同時に取り付けられるし、パネルなら製作も |
容易である。 |
一枚は最新型の広島電鉄5100形をモチーフにした堺LRTの将来風景の合成写真とした。17 |
2号との並びである。171保存会の会員全員が、いつかこんな光景が実現したらと願う景色だ。 |
もう一枚は海外向け低床LRVをあしらったものとした。これまで当社が世界各地に納めたLRV |
車両達が並んでいる。あまり日本ではなじみがなく、鉄道ファンでもこれらの車両のことを知る |
人は少ないが、堺の市民の皆さんに当社のことを少しでも知ってもらえたらという願いを込めた。 |
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看板の元データ。業者に依頼し、シートに印刷してもらいパネルに貼り付けた。 |
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企画が難航してデータの作成は直前となってしまい、関係者の方々にはたいへんご無理をお |
願いしたが、おかげですばらしいパネルができあがった。あわせて従来のヘッドマークも塗装を |
変更したり若干のグレードアップが行われた。 |
当日、周囲には我々の車両をご存じない方もいて、大変な驚きを持って迎えられた。沿線の |
市民の皆さんやファンの注目も高く、恒例行事となった当会の貸し切り列車に対するご期待に |
充分応えることができたと自負している。 |
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しかし、とりあえず前面のスペースはこれですべて使い切ったことになる。来年の企画は今年 |
以上に頭を悩ませることになるだろうが、次へ向けて知恵を絞ってゆきたい。 |
最後に、毎年我々に楽しい場を提供してくださる阪堺電軌様と、パネル製作にご協力頂いた関係 |
者の皆様に、深くお礼を申し上げます。 |
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貸切運転の模様は沿線の方からお寄せ頂いた写真をメインにダイジェスト版でお送りします。 |
(写真をクリックすると、拡大画像がご覧になれます) |
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撮影:T.Ohnishi 撮影:T.Matsubara |
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撮影:T.Matsubara
撮影:T.Matsubara |
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