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| 保存会だよりでもお伝えした新年会の貸切運転だが、今回使用した172号は阪堺に唯一残 |
| る現役の田中車輌製だ。そんな貴重な車両を貸切るのだから、何らかの形でアピールしたい |
| と考えたのが今回のヘッドマーク製作の始まりだった。 |
| 今回のレポートではそんなヘッドマークの製作過程を当日の貸切運転も交えご紹介します。 |
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| ヘッドマーク製作秘話 |
| ヘッドマークを製作するにあたり、初めに思い描いていたのはデザインはもちろん172号に似 |
| 合う物にしようという事だった。とは言うものの、なかなかイメージが定まらず、参考写真を片手に |
| いろいろと模索する事になった。また、より完成度の高い物を目指す為に何名かの当会会員の方 |
| にも加わってもらい、意見を交わした結果、“シックな感じ”を追求する事になった。 |
| 実際にそれに見合う形が何点か出た所で、171号のペーパークラフトのデータを使いシュミレ |
| ーションを行った。より実車のイメージに近づける為、172号で使用されている阪堺標準色にし、そ |
| こに何パターンかの形を置ていく方法でより視覚的に“映える”デザインを追求した。 |
| こうして最終的に菱(ひし)形に決まった。172号に似合うという事はもちろん、デザイン的におそ |
| らく前例が無い形だという事と、保存会のタイトルの上下に近車、田中の社紋をあしらう事で菱形 |
| の形を余す所なく使える事が決め手だった。 |
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| ペーパークラフトのデータを使用した見付図とヘッドマークのファイナルデザイン。 |
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| ついに姿を現したヘッドマーク |
| 実際に切り出すサイズもペーパークラフトのデータを元に型紙を作り、社内の171号にあてがい |
| 検討を行った。前回同様、今回も何度でも繰り返し使えるように、マークの素材にはアルミの薄 |
| 板を使用する事から、ステイとして使用するワンマンカー標記板の強度を保てる事を想定しつつ |
| マークの大きさを詰めた。 |
| 結果として上図のような大きさに決まり、後は材料を揃えるだけになったが、素材のアルミ板は会 |
| 社の廃材を利用し、本職(当会会員)にお願いして昼休みや終業後に加工してもらい、立派な物 |
| が出来た。また、文字や社紋は全てカッティングシートから切り出し、最終的にはマーク本体の塗 |
装と平滑化する為にラッカーを吹きつけ、仕上がりには気を使った。
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| 最終的な確認の為に171号に取り付けられたヘッドマークと本邦初公開!のヘッドマークの裏面。まさに職人技! |
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| そして当日 |
| 朝、約二ヶ月かけて作られたヘッドマークを手に172号が待つ我孫子道の車庫へ向かう。車 |
| 庫に着くと、パンタを上げて準備万端の172号が我々を出迎えてくれた。車内には既に宴会用 |
| の机や椅子が並べられ、すっかり貸切電車の様相を呈している。 |
| 後は用意したオードブルや飲み物を並べるのだが、真っ先にヘッドマークを取り付ける。画面上 |
| でシュミレーションを行い、大体のイメージは把握していたつもりだったが実際に実物を取り付け |
| てみると想像以上に収まりが良く、172号の先端で輝いて見えた。 |
| 車庫から始発駅である天王寺駅前までは回送として走るのだが、マークを掲げたまま走らせ |
| た。車内にいるともちろんマークは見えないのだが、代わりに沿線のマニアの数がヘッドマーク |
| の存在を物語っているようにも見え、同時に誇らしく思えた。 |
| 天王寺駅前付近に差し掛かると大勢の保存会の会員が貸切電車の到着を待っているのが見え |
| た。大半の人はここでお披露目となるのだが、皆、思い思いにシャッターを切っている姿を見て、 |
| これまでの苦労が報われる思いがした。 |
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| 貸切運転の模様は沿線の方からお寄せ頂いた写真をメインにダイジェスト版でお送りします。 |
| (写真をクリックすると、拡大画像がご覧になれます) |
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| 撮影:赤−Z 撮影:M.
AKIBA |
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| 撮影:赤−Z 撮影:羽網昌幸 |
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