ロサンゼルス案件におけるアメリカ車両製造工場建設計画の見直しについて

2014年12月26日


  当社では、当社の米国子会社であるKinkisharyo International, L.L.C. (以下、KILLC)が、ロサンゼルス郡都市交通局(以下、Metro)から新型都市交通電車(LRV)78 編成(2両/1編成、総額約3億ドル、以下、ベース契約)及び4次に亘るオプション157編成のうちの1次及び4次の97編成(2両/1編成、総額3億6千万ドル、以下、オプション契約)を受注したこと並びに本案件を契機として、北米市場における事業展開の体制を整備するため、車両製造工場を米国西部に新たに建設することをこれまでに発表していますが、この度、工場建設について下記のとおり見直しを行いましたのでお知らせします。

                                        


 当初の計画では、ベース契約車両については、構体と台車枠は日本で製造し、内装・艤装・台車組立工事は、現地でFA工場をリースして実施する従来の方式で行いますが、オプション契約車両については、契約条件の1つである雇用創出の要件を満たすため、日本で行っていた構体製造についても米国で行うこととし、内装・艤装・台車組立工事も含めて行う新たな工場の建設を検討してまいりました。
 しかし、KILLCがロサンゼルス郡パームデール市から誘致を受け、Metroとの合意のもと建設計画を進めていた新工場建設予定地について、ロサンゼルスを拠点とする労働組合が、CEQA(カリフォルニア環境品質条例)で要求されている検証が実施されておらず、絶滅危惧種への配慮もされていないとアピール(主張)を行ったことで、新工場建設着手の延期を余儀なくされました。
 KILLCはパームデール市と協力して労働組合側と交渉を続けましたが、交渉は長引き、新工場建設の着手時期の大幅な遅れのため、オプション契約車両の納期厳守の立場から、当初の新工場建設計画は見直さざるを得ない状況となりました。次善の策を検討した結果、現在、ベース契約車両の内装・艤装・台車組立工事を行っているパームデール市のFA工場とその周辺の工場建屋を改造して、構体製造も合わせて行うことで対応することとし、この程、労働組合と妥結に至り、Metroの了承も得られました。但し、本工場は、ロサンゼルス案件対応を主目的とし、今後のアメリカにおける新工場建設は未定です。
 なお、現在、進行中のベース契約車両につきましては、先行車(2両/1編成)を、予定より1週間早く当局に納入しており、今回の見直しに伴う車両納入スケジュールの変更はございません。

以  上