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   新年会の阪堺電車貸切運転も今年で5回目、つまり保存会も5周年を迎える事になった。
  毎年、様々なバリエーションのヘッドマークを製作してきた実績から、保存会の会員の期待も高
  まり(?)新年会が近くなるにつれ、周囲から
  「今回はどんなマークを作るのか?」という質問が届くようになった。
  
   毎年、ヘッドマークの取り付けは当日のお楽しみとして、マーク製作は保存会の中でも担当者
  のみで極秘のうちに進められるのだが、今年はあえて何もなしで行こうという事であとは当日を
  迎えるはずだった。
   ところがである。新年会前日、社内でドバイ向け車両の出場式典があり、その立役者として立
  派なヘッドマークが用意され、式典は盛大に行われたのだ。やがて式典は滞りなく終了しマーク
  は廃棄されるはずであった。たまたま、マークの取り付け担当だった私は、外したマークを手に
  持ち、ある事を思いついたのである。そう、それはそのヘッドマークを再利用して、5周年の記念
  念として使えないのかという事であった。式典に使われたおめでたい物なので、“祝”という文字
  看板1 
   祝の文字だけを残し、保存会5周年記念のヘッドマークに作り変えた。
   が入っていたというのが決め手だった。早速、毎回、取り付け部品を担当してもらっているO氏
  に来てもらい、実際に取り付ける事が可能かどうか検証する事になった。何しろ、マーク自体は
  装飾品として製作され、実際に風を受けて走行する為に作られておらず、実現に向けていくつか
  のハードルがあったのだ。検証の結果、既存の楕円のマークの座をベースに両面テープで強固
  に固定することで、問題はないという結論に落ち着いた。
   そうなれば、後はデザインである。大方針として元のドバイ式典の文字を残す事になったので
  今回の保存会の文字部は後で取り外し可能な構造とし、今回用意する文言を出力して上から貼
  り付けた。
    そして当日、こうして遽作られた立派な5周年のヘッドマークをつけて記念すべき第5回目の
  新年会はトラブルもなく無事に終了した。沿線の方々は知る由も無かったと思うが、今回5周年
  記念という意味を込めたヘッドマークを取り付けて本当に良かったと思う。
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  貸切運転の模様は沿線の方からお寄せ頂いた写真をメインにダイジェスト版でお送りします。
  (写真をクリックすると、拡大画像がご覧になれます)
    
                    撮影:山城 保                     撮影:山城 保
    
                     撮影:山城 保                     撮影:山城 保

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