保存会とは
保存会だより
経 歴
里帰りの記録
レポート
アングル
ダウンロード
 
   今回で3回目を数える貸切電車を使用した171保存会の新年会。もう恒例行事として定着して
  してきた。もはや当会のメインイベント的地位を獲得していると言っても過言ではない。主役は
  もちろん田中車輌製「172号」。新年会開催の1月の冬季は彼女達の数少ない活躍の期間でも
  ある。この限られたステージで最も輝いた1日をプレゼントしたい!沿線のたくさんの人々の視
  線を集め、彼女の姿を写真に収めようとするカメラの方列を浴びさせたい!そんな気持ちで今
  年も有志で「ヘッドマークプロジェクト‘06」発足させ、ヘッドマークを始めとする装飾品の製作に
  取り組んだ。
    すでに、新年会に参加された方はご存知でしょうが、06バージョンのヘッドマークは楕円形。
  去年製作したものより若干小ぶりでやや地味な印象を受けたのではないでしょうか?だが、し
   アルミ板から手だけで切り出した「171保存会」の文字
  か〜しよく見れば切り文字!文字のサイズ、書体は前回の物を重複しつつ、アルミニウムt4.0o
  から切り出し、ヘアライン仕上げの後ゴールドを塗布したもの。ヘッドマーク本体はアルミニウム
  t3.0oをベースにポリプロピレンを表面にあしらったもので、これに前述した切り文字を接着し、
  銘板を模した立体感あふれるヘッドマークとなった。特記すべき事は、ステイ部である。本体
  重量が既に3sに及んでいることから、ヘッドマークを掲出するためのワンマンカー標記板の強
  度が懸念された。そこで考案されたのが難燃性マグネシウムの使用である。比重はアルミニウ
  ムの3分の2、鉄の4分の1で実用金属では最軽量。近年幅広い分野で用途が拡大されており
  鉄道車両業界でもその用途が期待され研究開発中のこの最新鋭の素材を逸早く取り入れた。
   難燃性マグネシウムを使用したステイ部
   この日、まさか昭和5年製の彼女が時代の最先端を行っていたとは誰も知る由もなかっただ
  ろう。去年はヘッドマークに収まっていたものが飛び出した!救援用連結棒の差込み穴を利用
   し、エンブレムに仕立てみたのですが、ヘッドマークとのマッチングも良く彼女の晴れ舞台に華
  添えた。
    
   同じく切り出された社紋                      我孫子道でのミニ撮影会では新旧マークの並びが実現
  彼女にとってどんな1日だったのだろう?沿線で彼女を見られた人はどう思ったのだろう?
  写真を撮られた人はどんな思いで撮られたのだろう?そんなことを考えながら来年の構想を練
  っています・・・。
*              *             *
  貸切運転の模様は沿線の方からお寄せ頂いた写真をメインにダイジェスト版でお送りします。
  (写真をクリックすると、拡大画像がご覧になれます)
    
                     撮影:M.AKIBA                   撮影:M.AKIBA
    
                     撮影:N.NIKAI                     撮影:M. AKIBA

 (C) copyright 2004 171hozonkai All Rights Reserved.         
0
HOME 近畿車輛ホームページ