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    171号が搬入された当初、側面中央出入口横には現行の南海電鉄の社章が貼り付けられ
  ていました。私にとっては1972年から1993年まで使用された社章の方が馴染みがあったの
  で、先代の社章に交換できないかと思い、調べた所、以前に近畿車輌で南海の車両を製造し
  たことがあり社章の図面が保存されている事を知り、その図面を見る機会がありました。
    
   搬入時から貼り付けられていた南海マーク          自作し、西側に取り付けた旧南海マーク
    図面を見ると社章はアルミ鋳物で、実物どおりに鋳物で製作するのは個人では無理ですが
  基板、縁の部分、羽の部分を別々に厚さ2mmのプラ板を切って組み立てれば社章のレプリカ
  が作れるのではないかと思い、製作する事になりました。
   早速プラ板を購入し、それぞれのパーツをプラ板に罫書きました。カッターナイフでプラ板を切
  り始めましたが厚さ2mmとなると切るのが大変で、曲線に切るのも大変でした。それでも、何
  とか切断し、組み立てて塗装を行い、171号の西側に取り付けました。その後、保存会会員の
  評判が良かったのでもう1個作って反対側にも取り付けたいと思ったのですが、プラ板の切断
  があまりにも大変だったので、なかなか製作に取り掛かることができませんでした。
   丁度その時、私が何度か鉄道模型を購入している上本町の「いこま工房」さんがペーパー製
  キットの製造用にレーザー切断機を導入され、CADデータを持っていけば有料で切断してもら
  えるという事を聞きました。この切断機を利用すれば最も大変なプラ板の切断が簡単にできる
  のではないかと思い、基板、縁の部分、羽の部分をCADソフトで描き、プラ板を切断して頂き
  ました。カッターで切ったのと違い曲線もきれいに切れており,1個目よりきれいな社章が完成
  し171号の東側に取り付けました。
    
   レーザー切断機で切断したパーツ                 完成品を取り付け全体を望む

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